2018年名古屋グランパス新体制をまとめてみたよ

こんにちは、つなかんです。

いよいよ2018年のJリーグが開幕します。

僕の応援している名古屋グランパスは昨シーズンJ1昇格プレーオフを勝ち抜いて、2年ぶりにJ1の舞台に戻ってきました。

今シーズンのグランパスは、ブラジルからJリーグ史上最高額の移籍金となる約12億円で加入したFWジョーやかつてドイツのドルトムントでプレーし現オーストラリア代表GKでもあるランゲラックといったビッグネームの選手が加入しました。

2018年は風間体制2年目のシーズンということで、2年ぶりのJ1の舞台でどれだけグランパスの攻撃的スタイルが通用するのか非常に楽しみであります。

そんな新たなシーズンを迎えるグランパスをザックリとまとめてみました。

昨シーズンの名古屋グランパス

2017年のグランパスは怒涛の選手入れ替えからのスタートでした。

2016年にクラブとして初めてJ2に降格することになったグランパスは、これまでチームの中心選手だった小川佳純や永井謙佑、川又堅碁、そしてシーズン途中にブラジルから駆けつけて最後まで残留の望みをつないだ闘莉王といった総勢20人もの選手が去っていきました

そしてJ1通算歴代2位のゴール数を誇る佐藤寿人3年ぶりのグランパス復帰となる玉田圭司といった18人の選手たちが新加入し、おおよそチームの3分の2の選手が入れ替わりました。

さらに監督もこれまで川崎フロンターレを率いていた風間八宏新監督になり、まさに新チームで0からのスタートとなりました。

 

2017年のグランパスには大きく2つの目標がありました。

  1. 1年でのJ1復帰
  2. チームスタイルの確立

まずは何をいっても1年でのJ1復帰です。

J1リーグとJ2リーグではさまざまな面で天と地ほどの差があります。

J2の試合がテレビニュースで取り上げられることはほとんどありませんし、露出度が少ないことからスポンサーが離れていきます。

サッカーを詳しく知らない人だと、Jリーグ=J1だけと思っている人も多いんじゃないでしょうか。

グランパスにはトヨタ自動車という日本で屈指の資金力を誇るスポンサーがついています。

これまでトヨタの資金力に頼ってきましたが、もし長年J2に留まることになれば資金援助もだんだん少なくなり、最悪の場合トヨタがスポンサーから撤退、クラブ消滅という可能性も0%ではありません

J2は「沼」と称されることもあります。

何回も昇格を逃していると、いつの間にか昇格のチャンスすらなくなってしまうのです。

グランパスもJ2の沼に飲み込まれないうちに、なんとしても1年で脱出する必要がありました。

 

もうひとつはグランパスのサッカースタイルの確立です。

話すと長くなってしまいますが、ざっくり説明すると、これまでのグランパスはサッカーのスタイルに一貫性がありませんでした。

フロントが入れ替わるたびにコロコロとチームの方向性が変わっていたんですね。

資金力に頼って個人能力が高い選手を集めた結果、個人頼みのサッカーになっていました。

2016年は個人に高い能力はあったものの、チームとして歯車がかみ合わず無念の降格となりました。

2017年のグランパスは降格が決まってから大幅に選手が入れ替わっています。

J1に戻ってからも強いチームであり続けるために、選手が入れ替わってもチームとしてブレない新しいグランパスのスタイルを今度こそ作っていく必要がありました。

 

初めてのJ2は厳しく大変なシーズンでした。

J2では個人能力が高い選手が少ない分、チームとしてスタイルのあるクラブが多いのです。

グランパスは名門クラブとして扱われ、相手チームの目の色も変わります。

あえて引き分けを狙ってくるチームもありました。

それでも風間監督の特徴である超攻撃的スタイルを作り上げて、リーグ最多の85ゴールを記録

最終的には23勝13敗6分、勝点75の3位でシーズンを終えました。

自動昇格できる2位以内に入れませんでしたが、それでもJ1昇格プレーオフを勝ち抜いて、なんとか1年でJ1に復帰することができました

 

2018年シーズンは選手が大幅に入れ替わった風間グランパスとして初めてJ1の舞台を戦うことになります。

退団選手

契約満了および完全移籍

  • GK荻晃太→神戸
  • DF古林将太→仙台
  • DF高橋諒→湘南
  • MF田口泰士→磐田
  • MF矢田旭→千葉
  • MF田鍋陵太(契約満了)→未定
  • FWシモビッチ(契約満了)→大宮
  • FW永井龍→松本

いちばんの残念ポイントは、やはりMF田口の磐田移籍でしょうか。

流経大柏高から加入して8年、生え抜き選手として成長してきました。

ミスターグランパスだった中村直志から背番号7を受け継ぎ、2014年には日本代表に選ばれ、2016年にはグランパスのキャプテンを勤めました。

J2に降格が決まった2016年のオフも数多くの選手がチームを去っていく中、田口はキャプテンとしての責任を感じてグランパスに残ってくれました。

この田口の残留はサポーターの希望や勇気を与え、チームとしてもJ1復帰の大きな原動力に繋がっていました

数少ない名古屋の生え抜き選手、そしてチームの主力に成長してきた姿を近くで見てきただけにこの移籍にはショックでした。

移籍先のジュビロ磐田は、愛知のおとなり静岡県西部にあり、対戦するときは「東海ダービー」なんて呼ばれたりします。

2016年のオフシーズンにはFWの川又堅碁もグランパスから磐田に移籍しており、因縁めいたものがあります。

しかもグランパスのホーム開幕戦はこのジュビロとの対戦ということで、かなり熱い戦いが予想されるんじゃないかなと思います。

期限付き移籍

  • DF酒井隆介→町田
  • DFイムスンギョム→大分
  • MF杉森考起→町田
  • FWフェリペガルシア→ゴイアス(ブラジル)

今年はこの4選手が期限付きで移籍することになりました。

 

中でもFW杉森は小学校から名古屋のユース出身で、2014年にクラブ史上最年少でプロ契約した名古屋の至宝と言える選手です。

2017年はリーグ戦26試合に出場し、グランパスでのリーグ戦初ゴールを含む2ゴールを決めていました。

これまでなかなか試合に出られず、風間監督となった昨シーズンにようやく試合に絡めるようになりました。

クラブとしても当然、今シーズンも戦力として慰留していたようです。

それでも杉森は試合に出たい気持ちが強い選手であり、2020年の東京オリンピック出場を見据えてJ2の町田ゼルビアへ武者修行することになりました。

新加入選手

  • GKランゲラック←レバンテ(スペイン)
  • DF畑尾大翔←甲府
  • DF櫛引一紀←札幌
  • DF新井一耀←横浜FM
  • DFウィリアン・ホーシャ←グアラニから期限付き移籍
  • MF長谷川アーリアジャスール←大宮
  • MF秋山陽介←早稲田大
  • FWジョー←コリンチャンス(ブラジル)
  • FW大垣勇樹←興国高

楽しみなのは、なんと言ってもFWジョーとGKランゲラックでしょう。

 

FWジョーはブラジルのコリンチャンスから加入しました。

本名はジョアン・アウヴェス・デ・アシス・シウヴァですが愛称としてジョーと呼ばれています。

かつてはイングランドプレミアリーグのマンチェスターシティやエバートンでプレーし、2013年にはブラジル代表としてコンフェデレーションズカップに出場、日本代表相手に代表初ゴールを決めています

2014年にもブラジル代表としてワールドカップに出場していました。

一時は長いこと活躍できずに「もう終わった選手」とも言われたそうですが、昨年はブラジル1部のコリンチャンスでリーグ戦34試合で18ゴール、得点王とMVPを獲得し、ふたたび代表待望論が出るほどの全盛期を迎えている選手です。

そんなジョーがJリーグ史上最高額となる移籍金約12億円でグランパスに加入することになりました。

ちなみにこれまでの移籍金最高額はセレッソ大阪に清武弘嗣が加入したときの約6億円だったので、いかにすごい金額でジョーが名古屋にやってくるかが分かると思います。

ヨーロッパのトップリーグはもっとすごいんですけどね・・・決してネイマールの移籍金と比較してはいけませんよ(笑)。

 

GKのランゲラックはスペイン1部のレバンテから獲得しました。

かつてはドイツのドルトムントで5シーズンプレーし、香川真司ともチームメイトでした。

現オーストラリア代表GKであり、2014年のブラジルワールドカップにも選出されています。

ドルトムントではヴァイデンフェラーという絶対的守護神がいたので控えGKという立場でしたが、ヴァイデンフェラーが怪我したときやカップ戦で出場した際はきっちりと仕事を果たしています。

特に2015年のカップ戦(DFBポカール)準決勝でバイエルンと対戦し、PK戦でゲッツェのシュートを止めたシーンは印象的です。

 

その後はドイツのシュツットガルトやスペインのレバンテに移籍。

レバンテではなかなか試合に出ることができず、今年はワールドカップイヤーということもあり、出場機会を求めてグランパスにやってきました。

ドルトムントのような世界的クラブでプレーしていた選手が我が街のクラブにやってくるなんて夢のようですよ!(笑)

欧州のリーグでは控えに回ることも多かったのですが、欧州でプレーしているレベルのGKってJリーグに来ることは滅多にありません。

Jリーグでは間違いなくトップクラスの選手でしょう。

注目ポイント

前線の連係

昨シーズン、グランパスのエースストライカーにはFWシモビッチがいました。

リーグ戦40試合に出場し18ゴール、昇格プレーオフ準決勝のジェフユナイテッド千葉戦ではハットトリックを決めるなど、グランパスのJ1復帰に大いに貢献しました。

しかし北欧のスウェーデン出身ということで夏の名古屋特有の暑さでコンディションを落とすことや、風間監督の求めるセンターフォワード像とは異なることからベンチスタートだった日も多く、ジョーを獲得したことから契約満了でチームを去ることになりました。

エースストライカーを失うことはなかなかのリスクであり、新しく獲得したFWジョーが活躍しないことには、せっかくJ1に戻ってきたにもかかわらず1年で降格してしまうことにもなりかねません。

新たなエースストライカーであるジョーがゴールを決め、J1を勝ち進んでいくためにも前線の連係がカギになります

ジョーは自分一人でなんとかできる選手というよりも味方からのボールをしっかりゴールに沈めるフィニッシャーと呼ばれるタイプの選手であります。

幸いグランパスには昨年16試合15アシストと異次元の活躍をしたガブリエル・シャビエルがいます

その大活躍ぶりには魔法使いと称されるほどで、まさに2017年グランパスの救世主となりました。

そのシャビエルに加えて、昨年ブレイクした青木亮太や新加入の長谷川アーリアジャスールといった周りの選手たちがどれだけジョーをサポートできるかが攻撃面でのポイントになりそうです。

守備の改善

2017年のグランパスの守備は散々なものでした。

得点は42試合で85ゴール、1試合平均2得点と他チームを圧倒するゴール数を量産してきたにもかかわらず、失点数は65とリーグワースト5位

失点がもっと少なければ自動昇格どころかJ2優勝してもおかしくありませんでした。

 

グランパスは昇格プレーオフを制してのJ1昇格であり、2018年のJ1全18チーム中最下位からのスタートになります。

J2では「やられた!」と思った相手の決定機でもミスして外してくれることが何度かありました。

けれどJ1ではそんな決定機をきっちり決めてきます。

J1で生き残るためには、リーグワースト5位のこの守備を改善することが重要課題です。

 

2月14日にブラジル人DFのウィリアン・ホーシャが加入しました。

キャンプを終えてもうすぐ開幕という時期での補強にびっくりしましたが、ホーシャの加入によってどれほど守備が改善されるか楽しみであります。

名古屋グランパスに新加入!ウィリアン・ホーシャって?

田口泰士が抜けた穴をどのように埋めるか

グランパスの中心選手だった田口泰士がジュビロ磐田に移籍しました。

精神的なショックも大きいですが、風間監督が「我々のモーター」とまで評していたほどの選手です。

車からモーター抜いたらどうなるかわかりますよね。このままでは走りません。

無い物ねだりをしていても仕方がないので、新しいモーターを用意する必要があります

 

現在の候補は和泉竜司と長谷川アーリアジャスールでしょうか。

和泉は昨年は主に左サイドバックとしてプレーしJ1昇格に貢献しましたが、本来は攻撃的なポジションを得意とする選手です。

プレースタイルは香川真司みたいと言われることもあります。

もうひとりの長谷川アーリアジャスールは大宮アルディージャから新加入した選手です。

2016年オフにも獲得のオファーを出していましたが、グランパスが降格したこともあって獲得できませんでした。

2年連続のオファーで今回グランパスに加入することになりました。

和泉と長谷川は2人とも「ボールを前に運べる」特徴をもった選手です。

これまでの練習試合では和泉と長谷川の2人を前におき、その後ろに小林裕紀をおいた逆三角形の中盤を作っているようです。

去年は田口と小林のダブルボランチの補完関係が素晴らしかったのですが、田口の移籍によって中盤の形をまるごと作り替えているようです。

風間監督が新しい「我々のモーター」をどのように作り上げていくのか楽しみです。

最後に

2018年のJリーグは2月23日(金)から開幕です。

僕の応援する名古屋グランパスは翌日の24日(土)にガンバ大阪と対戦します。

会場は大阪府吹田市にあるパナソニックスタジアム吹田で試合開始は14時30分から

今シーズンはアウェイゲームでの開幕ですね。

2年ぶりのJ1ということで、すでにアウェイ側の応援席は完売しています。

グランパスサポーターのワクワク感や期待度を感じます。

昇格組ということで、J1最下位からのスタート。

いくら大型補強をしているといってもJ1で生き残るためには勝ち進むしかありません。

これから楽しい試合も苦しい試合もあると思いますけど、まずはスタジアムでサッカーを観られることに感謝しながらシーズンを楽しんでいきたいですね。