【ロシアW杯】ポーランド戦の日本代表の時間稼ぎについてJサポが語りたいと思う

どうも、普段は名古屋グランパスを応援しているつなかんです。

この記事では、ロシアワールドカップ日本対ポーランドでの日本代表の戦いについて書いていきたいと思います。

 

6月15日に開幕した2018ロシアワールドカップも早いものでグループステージの全試合が終わり、ベスト16が決まりました。(2018年6月29日現在)

日本はグループHでコロンビアセネガルポーランドとの対戦。

結果はご存知のようにグループ2位通過で決勝トーナメントに進めることができました。

サッカー日本代表の勝ち抜け方が世界的に物議をかもしています

初戦の相手となったコロンビアとは2-1の歴史的勝利、次のセネガル戦も2度追いつく白熱した戦いぶりで、日本は全世界から注目される存在となっていました。

 

そんななか運命の一戦となった最後のポーランド戦

日本は引き分け以上で決勝トーナメント進出。負けてもコロンビアとセネガルの結果次第で進出できるという条件でした。

西野監督は疲労も考慮した上で、活躍していた大迫や乾など、これまでの半数以上の選手を入れ替えて試合に臨みました。

 

試合は後半途中に日本が失点

セネガル対コロンビアの結果次第で、まさかのグループステージ敗退にまで追い込まれます。

しかしコロンビアがセネガル相手に先制し、日本とセネガルが勝敗も得失点数でも並んだため、決勝トーナメントに進めるのは「フェアプレーポイント」の差となりました。

MEMO
フェアプレーポイントとは、選手がイエローカードやレッドカードをもらうと減点されていくポイントのこと。Tポイントじゃないよ。

日本はセネガルよりもフェアプレーポイントで有利だったため、仮に日本がポーランドに負けてもセネガルが無得点、もしくは日本選手がカードをもらわなければ日本の決勝トーナメント進出が決まります。

 

こうして日本は試合の残り10分「闘わない」作戦に出て時間稼ぎをした結果、決勝トーナメントに進出。

「フェアプレーポイントを守るためにフェアプレーしない選択をした」ことに世界中から非難の声が上がっています。

決して気分の良い勝ち上がり方ではないので、日本国内でも賛否が分かれるところだと思います。

目の前の試合の結果が目標ではないこともある

冷静になって考えると、残り10分という時間帯で攻めない戦い方に出たのは極めて合理的な判断だったと思います。

なぜなら日本にとって、ポーランドに勝つことよりも決勝トーナメントに行くことが重要だったからです。

まあそこまでして決勝トーナメントにこだわるの必要性ってなに?ってのはまた別の話ですけど(笑)。

 

もし仮にセネガルが追いついていたら、間違いなく敗退してました。

残り10分あればセネガルが1点取れる確率は十分ありましたし、かなりの博打でした。

けれどあの途中経過において、西野監督は日本が攻めてポーランドから点を取る確率よりコロンビアが失点する確率が低いと判断し、結果的に決勝トーナメント進出という目標は成し遂げたわけです。

 

時間稼ぎについては、誰も望んでいないので非難の対象になります。

けれどルールに則って戦ってる以上何も不正はないですし、戦略のひとつなので堂々としていればいいです。

しかし、得られるものの代わりに失うものも大きい試合となってしまいました。

同じような試合展開で記憶に新しいのは2016年の札幌対金沢戦

Jリーグファンなら記憶に新しいのが、2016年J2リーグ最終節の北海道コンサドーレ札幌vsツエーゲン金沢

他会場とのかね合いで引き分け以上でJ2優勝が決まる札幌と、引き分け以上でJ3自動降格を逃れる金沢の両チームの思惑がみごとに一致してしまったため、今回の日本代表と同じように攻めない展開となりました。


観客は時間とお金を使って「サッカーを見に来ている」のでブーイングが起きるのは自然なことです。

けれどサッカーにおいては、特にリーグ形式の最終節においては意図せずこういうシーンが起きてしまうんですよね。

今までのトータルの積み重ねの結果としてこういうことが起こってしまいます。

 

そういう意味では僕の応援する名古屋グランパスも、昇格プレーオフ決勝では0-0だったものの昇格を果たせたのは、リーグ戦の成績を含めたトータルの結果でした。

感情論の人に対して正論をかざして粋がるのはなんか違う

今回日本代表チームが下した判断は、決勝トーナメントに進出という目標に対して、あの時間の中でもっとも確率の高い判断であり、結果は「正解」でした。

けれども、こういうとき特にサッカーを知ってる人がそうなりがちなんですが、感情的になってる人に対して正論を振りかざして議論に「勝ちにいく」人がいるんですよね。それはちょっと違うかなーと個人的には思ってます。

ワールドカップは見る人に感動を与えるビジネスとしての側面もある以上、結果うんぬんではなく「良い試合」「面白い試合」といった内容を期待していた人も当然いるわけです。

 

日本(を応援する僕ら)にとっては決勝トーナメントに勝ち上がることが全てであり、目標です。

ルールに則った上で叶えられるのであれば全てがよしとなります。

日本が、アジアの国が、ワールドカップのベスト16に入れることがどれだけすごいかわかってるから。

なので普段からJリーグや海外サッカーをよく見てる人はこういう出来事も比較的すんなり受け入れられる人が多いと思います。

 

ですが、日本におけるサッカーの立ち位置ってまだまだ低いのが現状です。世間の理解度は低いです。

  • Jリーグの試合が地上波で中継される機会はプロ野球に比べてはるかに少ない。(というかNHK以外ほぼない)
  • 観客も増えつつあるとはいえプロ野球には到底及びません。
  • サッカー関連特番でも選手の素顔に迫るか、家族や子どもたちとの絆みたいな感動ねらいの特集ばかり。

 

こういう日本の環境において、純粋にコロンビア戦7セネガル戦の戦いぶりに感動して、サッカーに興味を持って見始めたマジョリティーに対して、「正論」をかざしたところで「サッカーってめんどくさいな」って思われて敬遠されるだけじゃないでしょうか。

自分もここ最近サッカー関係の人は理論的すぎてちょっと息苦しいなーと感じてます。

「オタクが文化を殺す」なんて言葉がありますけど、日本のサッカーもそういう方向に進んで行ってしまっては悲しいですよね。

とはいえ的外れなコメントはアレですが、こうした議論が活発になることは、これからの日本サッカーにとって良いことなんじゃないかなとも思います。

終わりに

だらだらと自分の思うことを書いていきましたが、日本が3試合の結果としてグループステージを突破できたことは素晴らしいです。

コロンビアに命運を握られていたとはいえ、こうなることもまたサッカーの面白いところなんでしょう。

ハリルホジッチ前監督の解任問題は今だに納得できてませんけど、西野監督はじめ選手たちの奮闘には面白いものを見させてもらってます。

次は優勝候補のベルギーと対戦。

当然ながら厳しい試合になりますけど、どういう試合を見せてくれるか楽しみです。