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音読パッケージって本当に効果あるの?
英語を勉強している人の中には、こんなふうに思ってる人もいるんじゃないでしょうか?
こんにちは、つなかんです。
この記事では、僕が実際に音読パッケージを400時間やってみて感じた効果について紹介します。
音読パッケージは完全マップの中でも中心的なトレーニングで、その効果について気になる人もいると思います。
結論からいうと、音読パッケージをやり込めば「英語を英語のまま理解できる力」がつきます。
しかし効果は高いものの、単調で地道なトレーニングになることも間違いないです。
音読パッケージとは?
音読パッケージとは、
- 音読
- リスニング
- リピーティング
- シャドーイング
を組み合わせたトレーニングのことです。
構造・意味がすでに分かっている英文を何度も声に出すことによって、だんだん英語を英語のまま直接受け入れられるようになります。
つまり、音読パッケージやることで、英語を英語のまま理解できるようになる「英語体質」が身につくわけです。
僕も完全マップに沿って勉強し始めた当初から、この音読パッケージのトレーニングをやってきました。
音読パッケージの教材
音読パッケージの教材はいくつか出版されていますが、その元となった教材を紹介していきます。
- 初級:みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング
- 中級:ぐんぐん英語力がアップする音読パッケージトレーニング
- 上級:もっともっと英語力がアップする音読パッケージトレーニング
初級:みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング
音読パッケージのテキストとして真っ先に挙がるのが、『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』。
内容は中学レベルの英文なので、初心者が音読パッケージを始めるのにうってつけの教材です。
「みるみる」を終えるだけでも、かなり英語体質が身についたと実感できますね。
中級:ぐんぐん英語力がアップする音読パッケージトレーニング
「みるみる音読パッケージ」の続編です。
内容は英検2級レベルですが、正直なところ、「みるみる」との難易度の差は感じません。
「みるみる」を終えてる場合、「ぐんぐん」は無理してやる必要はないでしょう。
英語体質をつけるという意味では、「みるみる」か「ぐんぐん」のどちらか一方だけやるのがいいですね。
上級:もっともっと英語力がアップする音読パッケージトレーニング
3冊目であり、最もレベルが高いのが『もっともっと英語力がアップする音読パッケージトレーニング』。
英検準一級レベルの内容で、中級のぐんぐんから英文のレベルが大幅に上がります。
難しいので最初は大変ですが、何度も繰り返し音読するうちに自然と内容が理解できるようになります。
もっともっとを終えるレベルになると、かなり英語の体力が身につきますね。
TOEICレベルの英文なら、返り読みせずに読めるようになります。
音読パッケージの3冊を簡単に紹介したんですが、残念ながら中級の「ぐんぐん」と上級の「もっともっと」は絶版になってしまいました。
最初の1冊目は「みるみる」で良いんですが、その先の教材を探さなければなりません。
代わりとなる教材は、
- 速読英単語シリーズ
- 速読速聴・英単語シリーズ
が個人的には良さそうだと感じています。
「速読英単語 必修編」と「core1900」は、どちらも「文脈型の単語帳」で、文章を音読するついでに単語も覚えることができます。
やってみて感じたメリット・デメリット
ここからは、僕が実際に音読パッケージをやって感じたメリット・デメリットを書いていきます。
音読パッケージをやるメリット
音読パッケージをやってみて感じたメリットは次の通りです。
- 英語が早く読めるようになる
- リスニング力が上がる
- 英語の体力がつく
音読パッケージのメリット①:英語が早く読めるようになる
音読パッケージをこなすと、英語の返り読みが圧倒的に減ります。
英語を理解するまでのステップが、
「英語を読む(聴く)」→「頭の中で日本語に置き換えて考える」→「内容をイメージ・理解する」
だったのが、同じ文章を繰り返し音読することで、
「英語を読む(聴く)」→「内容をイメージ・理解する」
に変化します。
英語を英語のまま理解できるようになるので、日本語で考える必要がなくなります。
後ろから日本語に戻して読んでいたのが、前から読めるようになるわけです。
英語を返り読みしなくなると、英語がより早く読めるようになりますよ。
音読パッケージのメリット②:リスニング力が上がる
音読パッケージをやっていくとリスニング力が上がります。
なぜなら音読パッケージでは、
- リピーティング
- シャドーイング
といった、耳から英語を理解する練習を重点的に行なっていくからです。
やってみると分かるんですが、CDの英語を正確に繰り返すのって難しいですよね。
複数形と単数形を言い間違えたり、三単現のsを落とすこともあります。
それだけ聞き取れたつもりになっていたり、知らない部分を勝手に推測したりしながら聞いてるんですね。
こうした「あいまいに聞いている部分」を音読パッケージによって確実に聞き取れるようにしていきます。
その結果、英語を聞き取れる力が上がり、リスニング力を高めることができるわけです。
音読パッケージのメリット③:英語の体力がつく
音読パッケージを何冊かこなすと、それだけ数多くの英文を読みますよね。
英文をたくさん音読することによって、次第に「英語に対する体力」がつきます。
いわゆる「慣れ」ってやつですね。
英語の体力があると、ずっと英語を読んだり聴いたりしていても疲れなくなります。
音読パッケージをやるデメリット
音読パッケージのデメリットは次のように感じます。
- 効果を実感しにくいので飽きてしまいがち
- 1冊を終えるのに時間がかかる
- 声を出すのでやる場所が限られる
音読パッケージのデメリット①:効果を実感しにくいので飽きてしまいがち
音読パッケージは同じ文章をひたすら声に出すので、正直、単調になるのは否めません。
30回も音読してると、やっぱりどうしても飽きてしまいますね(笑)
しかも効果を実感しにくいので挫折しやすいです。
一回読んだら終わりではなく、何度も根気強くやる必要があるのです。
できるだけ飽きないようにするためには、工夫しながら取り組む必要があります。
例えば、
- 内容を頭の中で妄想しながら楽しく読む
- 立って歩きながら音読してみる
- 場所を変える
- すぐに効果が出ると期待しない
などを意識しながらやるといいでしょう。
音読パッケージのデメリット②:1冊を完了させるのに時間がかかる
音読パッケージは、ひとつの文章を100回音読していきます。
なので1冊を終えるのに、およそ100時間以上はかかります。
僕の場合ですが、
- みるみる→約125時間
- ぐんぐん→約135時間
- もっともっと→約160時間
かかっていました。これはさすがに時間かけすぎですね(笑)。
それでもやっぱり音読パッケージで効果を出すためには、それなりの時間が必要だと頭に入れておく必要があります。
音読パッケージのデメリット③:場所が限られる
声に出すトレーニングなので、できる場所が限られるのもデメリットですね。
通勤中の電車内や静かな図書館では、他の人の迷惑になってしまい練習できません。
自宅や公園、ファミレスなどの声を出しても問題ない場所でやりましょう。
まとめ
今回は、実際に音読パッケージを実践して感じたことなどを書いてきました。
音読パッケージは効果が出るのに時間もかかりますし、同じ文章をひたすら音読するので大変なのは間違いありません。
ですが音読パッケージを終える頃には、英語を英語のまま理解する力がつき、基礎を固めることができます。
基礎を身につけるには、こうした地道なトレーニングを重ねるのが遠回りに見えてイチバンの近道だと思います。
ぜひチャレンジしてみてください。
みるみる音読パッケージのやり方と、やる際のポイントを解説していく