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- 『くもんの中学英文法』ってどんな感じのテキストなの?
- メリット・デメリットは?
- おすすめの使い方は?
このような疑問に答えていきます。
こんにちは、つなかんです。
この記事を読むことで、『くもんの中学英文法』がどのようなテキストで、どう勉強していけばいいか分かるようになります。
僕は英語を独学で勉強していて、3年かけてTOEIC450→855まで引き上げることができました。
そんな僕が英語をイチからやり直すにあたって、最初に使った文法書がこの『くもんの中学英文法』でした。
このテキストは内容自体がコンパクトにまとまっていて、それでいてかつ文法事項が分かりやすく解説してあるので、良書だと感じました。
『くもんの中学英文法』とは
『くもんの中学英文法』は、「表現力と読解力をつけるための文法」という観点から作られています。
ただ単に中学レベルの英文法を解説するだけでなく、英語の表現が順にステップアップするような構成になっているんですね。
各ページで2つの文が載っていて、上の文から下の文へと表現がひとつステップアップしていきます。
2つの文を見比べることで、表現がどう増えたのか理解しやすくなっています。
表現がひとつひとつ増えていくように工夫されているので、まるで「階段を一歩ずつ登るように学べる」テキストだと言えますね。
『くもんの中学英文法』で文法を学ぶメリット・デメリット
『くもんの中学英文法』で文法を学ぶメリット・デメリットを紹介していきます。
メリット
- 見開き1ページで1つの文法事項が説明されていてコンパクト
- 演習問題がなく、短期間で読み切れる
- つまずきがちなポイントもしっかり解説している
基本的に、見開き1ページでひとつの表現を学んでいきます。
そのため無駄な説明が少なく、内容がコンパクトにまとまっています。
ひと目見て文法事項を理解しやすいといえますね。
学生時代にある程度英語ができていた人にとっては、すでに十分理解できている文法事項も多いと思います。
そういう人にとっては、丁寧な解説のあるテキストよりも、こうしたコンパクトにまとまっていた方が復習には最適だと言えます。
練習問題は全て別冊に含まれています。
そのためテキストの中で問題演習のパートは出てきません。
ひたすら解説だけ読み進められるので、短期間で終わらせることができますね。
上と同じになりますが、すでに学生時代にある程度英語を勉強した人にとっては、中学文法はサラッと復習できれば十分だと思います。つまずきがちなポイントもしっかり解説している
『くもんの中学英文法』では、章の終わりにつまづきがちなポイントがまとめられています。
例えば、
※I had two breads for breakfast. (私は朝食にパンを2枚食べた)
→○ I had two slices of bread for breakfast.
など、実際に話そうとするとやってしまいがちなポイントがしっかり抑えられています。
デメリット
- 音声CDがなく、英文の音声確認ができない
- ゼロから英文法を学ぼうとする人には不向き
『くもんの中学英文法』には音声CDが付いていないので、テキストにある英文を音声で確認することができません。
僕は必要なかったので特に問題ありませんでしたが、中には、音声で確認しつつ学びたい人もいるでしょう。
特に英語初心者の人にとっては、音声を聞いて英語を耳に慣らすことは大切なことです。
テキストにある例文を音声で確認できないのは、ちょっとマイナス点かなと言えます。
内容がコンパクトにまとまってるがゆえ、本当に英語をゼロから始める人にとっては少し大変そうにも感じます。
要点を絞って解説してあるので、「どうしてこうなるの?」といった一歩踏み込んだ解説は少ないです。
例えるなら、ひたすらお肉ばかり食べているような気分になります(笑)
『くもんの中学英文法』は社会人におすすめ
『くもんの中学英文法』は社会人が中学レベルの英文法を復習するのにおすすめだと言えます。
理由はメリット・デメリットでも紹介してきたように、「要点がコンパクトにまとまっていて、短時間で総復習ができるから」です。
学生時代にある程度英語を勉強してきた人なら、わざわざ中学英文法の復習に時間をかける必要はないです。
文法の復習はできるだけ短期間でサクッと終わらせて、音読なり瞬間英作文をやった方が良いですよ。
英語をゼロから始める人は『ひとつひとつ分かりやすく』がおすすめ
『くもんの中学英文法』は復習には最適なテキストですが、全く英語が分からない人にとっては分かりにくい部分もあるでしょう。
全く中学英語が分からない人は、『くもんの中学英文法』よりも『中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく』を使ってみるのがおすすめです。
僕も大学時代に、実際に『ひとつひとつ』を使って中学生に英語を教えていた経験があります。
『ひとつひとつ』はイラストによる説明が多く、初心者でも理解しやすいです。
Amazonでのレビューも高評価ですね。
参考書にしては少し高いのがネックですが、それでもゼロからしっかり学びたい人は、『ひとつひとつ』を選ぶのをおすすめします。
『くもんの中学英文法』の使い方
『くもんの中学英文法』の使い方のポイントは次の4つです。
- 1日2章ずつ読み進める
- 3周読む
- テキストにある英文は音読する
- 別冊の完全チェックリストはやらなくていい
①:1日2章ずつ読み進める
『くもんの中学英文法』は、だいたい1時間半もあれば最後まで読めます。
全部で14章あるので、毎日2章ずつ読んでいけば、7日間で1周できますよね。
1日に2章ずつ読んでいけば、おおよそ1ヶ月で中学文法を総復習することができます。
もちろん時間がない人は1日1章読むでもいいし、時間がある人は1日3章でも大丈夫です。
②:3周読む
最低でもテキストを3周読みましょう。
なぜなら、1周しただけで全てを理解するのは難しいからです。
最後の方まで読むと、だいたい最初の方なんて忘れていますよね。
何周も繰り返し読むことで、理解しやすくなっていきます。
30%くらいの理解でいいから、分からなくてもひたすら読み進める
解説をじっくり読みつつ、50〜70%の理解で読み進める
2周読んでも理解できなかった箇所を重点的に読み込む
注意点としては、最初から完璧に理解しようとしないことです。
人間の脳は忘れるように出てきてます。
どれだけ頑張って1回で覚えようとしても、読む進めるうちに最初の方は忘れてしまうものです。
- 年に1日、1日中会っていた人
- 1日に1分、毎日会っていた人
この場合、「1日1分でも毎日会っていた人」の方が確実に覚えますよね。
何周も読むうちに少しずつ覚えていけば大丈夫です。
テキストにある英文は音読する
テキストに出てくる英文は声に出して音読しましょう。
ただ英文を眺めていても頭には入ってきません。
英文をひたすら書いて覚える人もいますけど、それよりも自分の口から実際に英語を口にした方が覚えやすいです。
- テキストを見る(視覚)
- 声に出す(触覚)
- 自分の英語を聞く(聴覚)
実際に音読した方が、書いて覚えるよりも五感を大きく使えます。
僕は英語をひたすら音読して覚えていきました。
確かにずっと音読していると口が疲れてきます(笑)。
でも実際に声に出すことによって、口と耳がその英文を覚えていたりするんですね。
目だけでなく口と耳も使うと、英語を覚えやすくなります。
もちろん通勤中の電車内で勉強している人は、声が出せないこともあると思います。
その場合は口パクでも大丈夫です。とにかく口を動かすようにしましょう!
別冊の完全チェックリストはやらなくていい
別冊で「完全チェックリスト」がついていますが、やる必要はないかなと思います。
なぜなら、これから瞬間英作文・音読パッケージをやる中で定着させていった方が効率がいいからです。
文法書での勉強に関しては「こう言いたいときは英語ではこういうんだ」と理解できればそれで十分だと感じています。
『くもんの中学英文法』で中学文法を理解
↓
『みるみる音読パッケージ』で英語知識を定着させる
↓
『どんどん瞬間英作文』でアウトプット練習
このパターンがイチ早く中学英語をマスターする方法だと思います。
英文法はどう勉強すればいいの?
繰り返しになりますけど、英文法は「覚える」のではなく、「理解する」することが大事です。
文法書によくあるのは「不定詞」や「関係代名詞」といった、いかにも受験英語な専門用語の羅列ですよね。
でもそれを覚えたところで意味ないです。
「英語でこう言いたいときは、この表現方法を使う」
シンプルにこのことだけ理解できればオッケーです。
あとは、実際に英語を使っていく中で覚えていった方が効率がいいですよ。
まとめ
この記事では『くもんの中学英文法』について紹介してみました。
中学英文法を終えたら、やることは3つです。
- 発音を磨く
- 音読パッケージで英語力を底上げする
- 瞬間英作文で英語を「使える」ようにする
「発音」「音読」「瞬間英作文」をやることで、中学レベルの英語でも外国人とコミュニケーションを取ることは可能です。
実際に自分の英語が相手に通じるようになると、英語を学ぶことが楽しくなっていきますよ!
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