瞬間英作文のやり方を紹介します【やる際のポイントと回数も解説】

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  • 瞬間英作文のやり方が知りたい
  • 瞬間英作文をやる際のポイントは?
  • 瞬間英作文はどれくらいやればいいの?

今回は、このような悩みを解決したいと思います。

つなかん
つなかん

こんにちは、つなかんです。

この記事を書いている僕は、瞬間英作文のテキストを5冊、全て合わせて350時間以上やり込んでいました。

まだまだ文法的なミスや言いたいことがうまく出てこない場面もありますが、瞬間英作文をやったことで、それなりに英語でコミュニケーションがとれるようになりました。

この記事では、

  • どんどん瞬間英作文のやり方
  • 瞬間英作文をやる際のポイント4つ
  • 瞬間英作文と並行してやると良いトレーニング

を順に解説していきますね。

前提:テキストを分割し、サイクル法を実践する

瞬間英作文を始めるにあたって、最も大切なことがあります。

それは「サイクル回し」(サイクル法)をすることです。

サイクル回しとは、その名の通り「テキストを何度も繰り返し解くこと」です。

瞬間英作文をやるなら、サイクル回しは大前提になります。

なぜなら、テキストを何度も繰り返し解くことで初めて、英語を自分の血肉に変えることができるからです。

エビングハウスの忘却曲線を知ってる人も多いと思いますが、人間は学んだことの74%を次の日には忘れるといいます。

たった1回や2回解いただけで英語が身につくことはありません。

「覚える」

「忘れる」

「覚える」

「忘れる」

「覚える」

「忘れては覚える」を繰り返すことによって、ようやく知識として定着するわけです。

そのため、「瞬間英作文をやるなら、このサイクル回しをやる必要がある」ことを覚えておいてほしいです。

テキストの分割方法

しかし、何周も繰り返すといっても、

「最後のページまでやってから最初に戻って2周目に入る」

とやっていては、テキストが終わる頃には、最初の方を完全に忘れ去ってしまいます。

これでは効率が悪いですよね。

これを解決するのが、「テキストを章ごとに3等分してサイクルを回す」方法です。

どんどん瞬間英作文」なら、

  • 中1レベル (1〜23)
  • 中2レベル (1〜34)
  • 中3レベル (1〜22)

のように学年レベルに分かれているので、それをそのまま使うのが良いですね。

「三等分にしてもまだちょっと多いな・・・」って感じるなら、さらに半分に分けても大丈夫です。

自分のやりやすい文量まで分けていきましょう。

しかし、あまり細かいと負荷が軽すぎてしまうので、そのあたりは注意が必要です。

サイクル回しの進め方

最初は中1レベルを何周も繰り返し、スムーズに英語が言えるようになったら中2レベルに移ります。

そして中2レベルがスムーズに言えるようになったら次は中3レベルへ。

中3レベルまで終えたら、最後に中1から中3までのテキスト全体を回していきます。

何周もやるなんて面倒くさいな

と感じるかもしれません。

しかしサイクルを回せば回すほど、早く解けるようになるので次第に楽になっていきます

つなかん
つなかん

僕の場合は、最終的に「どんどん」を1周およそ1時間で回せるようになっていました。

どんどん瞬間英作文のやり方

ここからは実際に僕が取り組んだ瞬間英作文のやり方を紹介します。

どんどんの一番最初の中1レベルの “This / That” を例にしていきますね。

左側に日本語、右側に答えとなる英文があるので、右側の英文を紙などで隠す。

まず①の日本語文を見て、英文を考えて実際に声に出して言ってみる。

そして隠している①の英文を確認して、正しいかどうかチェックする。

答えの文を確認したら、何度か繰り返し音読して口に慣らしていく。

何度か口慣らしをしたら、次は「顔を上げて英文を見ないで」文がスムーズに言えるかやってみる。

英文を見ないで文が言えたら次の②の文へ移る。

1ページに10文あるので、⑩まで行ったらもう一度①の文に戻って、日本語文から英語が言えるかどうか復習する。

正しく言えれば次の文へ。

このときはまだスラスラ言えないかもしれないが、その場合も気にせず、もう一度何回か音読して口に慣らしたら次の文に進む。

また10文目まで終えたら次のページへ。

この調子でテキストを進めていき、最後のページまで終えたら、もう一度最初のページに戻って2周目に入ります。

2周目も同じように、「日本語文を見て英文を声に出す」を繰り返します。

何周か繰り返すうちに、瞬時に英語が言える文が増えてきます。

瞬時に英語で言える文は口慣らしの音読をしないで、次に移っていきましょう。

瞬間英作文をやる際のポイント4つ

瞬間英作文を効率的にやるためのポイントを4つ紹介していきます。

具体的には、次の4つです。

瞬間英作文をやる際のポイント
  1. 10秒考えても分からなかったら、すぐに英文を見る
  2. 最初は分からなくても気にせず進める
  3. 完璧主義にならない
  4. 音声CDを活用する

① 10秒考えても分からなかったら、すぐに英文を見る

日本語文を見てすぐに英文が出てこなかったら、すぐに答えの英文を見るようにしましょう

瞬間英作文において大切なのは、「日本語文をトリガーに、英文がとっさに出てくる」ことです。

言い換えれば、「英語に対する瞬発力を養う」ことが目的ですよね。

そのため頭の中でゆっくり考えながら答えても、それはただ翻訳をしているだけです。

実際の会話では、瞬時に英語が浮かんでこないと意味がありません。

10秒考えても全く英語が浮かばないなら、すぐに答えの文を見てしまい、次言えるように音読していきましょう。

② 最初は分からなくても気にせず進める

最初は全く英語が出てこなくても気にする必要はないです。

ここで自分が言えないことを気にしてしまうと、やる気が下がってしまって、挫折してしまう可能性が極めて高くなります。

つなかん
つなかん

僕が実際にそうでした。あれこれ気にしすぎてしまう人は注意が必要です。

自分が言えなかった文は、「次から言えるようになろう!」くらいの軽い気持ちでいる方がちょうどいいです。

出てこない文が続くと、うんざりしてくるかもしれません。

その場合は「英文を覚えてしまう」と割り切って構わないと思います。

とにかく最初のうちは挫折しないことが大切です。できなくて当然くらいの意識を持っておくといいですよ。

③ 完璧主義にならない

完璧主義になってしまうと、途端に瞬間英作文がしんどくなります。

例えば、どんどん中2レベルにある “must / may” の「このパンを食べてもいいですか?」という文。

この文っていろいろな言い方がありますよね。

  • May I eat this bread?
  • May I have this bread?

mayを使わなくても、

  • Can I eat this bread?
  • Can I have this bread?

canでも同じ意味を表すことができます。

さらに、どんどんでは「食べる」の英語で ’have’ と ’eat’ を使っている文が混在しています。

ここまで正確に言おうとすると、やっていて結構ストレスになってきます。

つなかん
つなかん

あとは ‘a’ と ‘the’ の違いとかもそうですね。

文自体が間違っていなければ、多少テキストと異なってもオッケーと考えることも大事かなと思います。

完璧にしようとすると疲れます。それに時間も無駄にかかりますね。

柔軟に対応した方が、自分の気持ち的にも楽になります。

④ 音声CDを活用する

テキストだけでなく、音声CDも積極的に活用していきましょう!

テキストだけでやっていると、文を「場所」で覚えてしまいがち。

CDで音声を聞いて英訳するのは、テキストの時とはまた異なる力を必要とします。

音声だけで瞬間英作文しようとすると、意外と出てこないことも多いので、いいトレーニングになります。

通勤中などテキストを開けない場合には、音声を使って瞬間英作文してみるのもおすすめです。

瞬間英作文は最低10周やろう

瞬間英作文を実践する人で悩むのが、「じゃあどれくらいやり込めばいいの?」という問題。

少なくとも「10周」はやりましょう、というのが僕の個人的な答えです。

なぜなら、瞬間英作文は1周や2周やっただけで簡単に身につくものではないからです。

瞬間英作文はある種、筋トレみたいなもの。最初は負荷が強くて辛いです。

それでも、やればやるほど楽になっていきますし、次第に英語を話すための「筋力」が上がっていきます。

最低限、やりきったと言えるラインが10周以上じゃないかなと感じています。

瞬間英作文と並行してやると効果的なトレーニング

自身の英語力を高めていくために、次の2つのトレーニングも合わせてやっていくのがおすすめです。

瞬間英作文と合わせてやると効果的なトレーニング
  1. 発音練習
  2. 音読パッケージ

① 発音練習

学校の授業で全く教えられないのが不思議なくらいですが、発音練習は間違いなくやりましょう!

英語の発音は、日本語とは全く違います。

日本語の母音は ‘a’ ‘i’ ‘u’ ‘e’ ‘o’ の5個しかないのに対して、英語の母音は26個もあるんです。

カタカナ英語のままでは、いつまで経っても英語の母音が正しく区別できないので上達しません

英語の発音を身につけることで、ネイティブに伝わる英語を話すことができるようになりますよ。

発音を身につけるなら『英語耳』が良い3つの理由と効果的な使い方

② 音読パッケージ

瞬間英作文が「アウトプット」のトレーニングなら、音読パッケージは総合力を高める「インプット」のトレーニングです。

音読パッケージをやり込むと「英語を英語のまま理解できるようになる力」が身につきます

英語を英語のまま理解できるようになると、たくさんのメリットがあります。

詳しくは「音読パッケージの効果は?音読パッケージを400時間やってみた」の記事で紹介しているので、よかったら見てみてください。

音読パッケージの効果は?音読パッケージを400時間やってみた

瞬間英作文のやり方まとめ

今回は瞬間英作文の具体的なやり方について解説してきました。

僕ら日本人は英語を勉強していると言っても、インプットばかりでアウトプットが足りていないですよね。

僕みたいな、

いきなり外国人と英語で会話するのはちょっと気が引ける・・・

なんてシャイな人も多いと思います。

そういう人にこそ会話に入る前の準備段階として瞬間英作文は役に立ちますよ!

ぜひトライしてみてください。