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きれいな英語の発音を身につけられるようになりたいけど、なにかいい方法はないかな
この記事ではこんな悩みを解決していきます。
こんにちは、つなかんです。
僕は独学で英語上達完全マップを実践し、3年かけてTOEIC450→855点まで引き上げることができました。
結論を先に言ってしまうと、きれいな英語の発音を身につけたいなら「フォニックス」を勉強しましょう。
フォニックスを学ぶことによって、英語の正しい発音を理解することができ、英語の読み方が分かるようになりますよ。
フォニックスとは
フォニックスとは、簡単に言えば「英語のつづり字の読み方ルール」のことです。
僕たちは小さい頃、ABCの読み方を普通に「エービーシー」と教わってきましたよね?
しかしこのフォニックスでは、ABCを「アッ、ブッ、クッ」と本来の発音される音のまま読んでいきます。
フォニックスルールにそって英語を読むことで、BAGを「ビーエージー」ではなく「バッグ」と読めるようになるわけです。
言ってみれば、日本語の「五十音」みたいなものだと思ってもらえれば大丈夫です。
僕たち日本人が小学校で五十音を習うのと同じように、英語圏の子どもたちもこのフォニックスを学習しているんですね。
フォニックスを学ぶメリット
フォニックスを学ぶメリットは主に次の3つです。
- 正しい英語の発音が身につく
- 英語が聞き取れるようになる
- 知らない単語でも推測で読めるようになる
一つずつ説明していきますね。
①:正しい英語の発音が身につく
フォニックスを学ぶことで、正しい英語の発音が身につきます。
フォニックスでは、アルファベットを聞こえる音のまま読んでいきます。
聞こえる音を真似しつつ練習していくことによって、だんだんネイティブと同じ音が出せるようになっていきます。
②:英語が聞き取れるようになる
自分で正しい英語の発音ができるようになると、リスニング力も上がります。
なぜなら、自分で発音できる音は聞き取ることも難しくないからです。
英語の音に耳が慣れることによって、英語が聞き取れるようになります。
③:知らない単語でも推測で読めるようになる
フォニックスを学ぶことで知らない単語でも推測で読めるようになります。
例えば、フォニックスでは「サイレントE」というものあります。
makeとかcakeが当てはまりますね。
kの前のaは「エイ」と発音し、最後のeは発音しません。
このルールがあるから、「メイク」「ケイク」と発音されるわけです。
このルールを覚えておけば、例えばfuseやmeteなど、意味は知らなくても発音は分かるようになります。
このように、フォニックスのルールを知っていれば、意味が分からない単語であっても推測で読めるようになります。
推測で読めるようになれば、文構造の理解にもつながります。リーディングの時にも役立ちますよ。
フォニックスのデメリット
しかし、フォニックスにもデメリットはあります。
それは「例外が存在する」ことです。
フォニックスに当てはまらない例外が25%ほどあると言われています。
例を挙げると、giveは「ガイヴ」とは読まないですよね?「ギブ」と読みます。
liveは「ライブ」とも言ったりしますが、動詞のliveは「リブ」と読みますよね。
このようにすべての単語にフォニックスが当てはまるわけではありません。
フォニックスは覚えると便利なルールではありますが、全てをフォニックスに頼ることはできません。
フォニックスに当てはまらない単語は別で覚えていく必要がありますね。
フォニックスを学ぶ方法
フォニックスを学ぶ方法には大きく3種類あります。
- 本(テキスト)
- 動画(YouTubeなど)
- ポスター
本(テキスト)
本屋で語学コーナーに行けば、フォニックスを取り扱った本を見つけることができます。
本の場合、体系的に学ぶことができて理解しやすいのが特徴です。
動画(YouTubeなど)
youtubeはじめ多くのフォニックスに関する動画教材もあります。
映像を見ながら真似しつつ学べますけど、これらは子供向けが多い印象です。
社会人が子ども向け教材で勉強するのは少し抵抗があるかもしれませんね。
ポスター
日本語の五十音表と同じように、フォニックスを学べるポスターもあります。
ひと目で分かりやすくまとまっていますが、肝心の音声を聴くことができません。
こうしたポスターはあくまで補助的な教材なので、これ単体で学ぶのは難しいと思います。
本を使ってフォニックスを学ぼう
結論、本を使って勉強しましょう。
本なら体系的に学ぶことができますし、大人向けの教材も数多く出版されているからです。
動画やポスターは、子ども向けのものが多く、大人が使うのはちょっと抵抗がありますよね。
動画やポスターはあくまで補助的に活用するのがいいでしょう。
本で学ぶなら『フォニックス発音トレーニングbook』がおすすめ
ここまでフォニックスについて紹介してきました。
フォニックスを本で学ぶなら、『フォニックス発音トレーニングbook』がおすすめです。
理由は次の通りです。
- 内容が初心者向けで分かりやすい
- 楽しく学べる
- 短期間で終わらせることができる
おすすめ理由①:内容が初心者向けで分かりやすい
まず最初に言えるのが、この本は内容が初心者向けでわかりやすいこと。
レイアウトが
「発音の仕方の解説」→「発音練習」
というシンプルな構成になっていて、専門的な用語も少なくとっかかりやすいです。
発音の仕方を理解した上で、すぐに練習問題に進めることができます。
おすすめ理由②:楽しく学べる
『フォニックス発音トレーニングbook』では、楽しく学べるようにいろいろ工夫が施されています。
例えば、この本の音声CDではリズムに合わせて発音を練習します。
メトロノームのリズムですね。
このリズムがけっこう心地よく、やっていて楽しくなってきます。
他にも、tongue twister(早口言葉)があったりと、単調で学習者が飽きないような工夫があって学習に取り組みやすいです。
おすすめ理由③:短期間で終わらせることができる
だいたい2週間もあれば終わります。
本の厚さは普通ですが、説明が続くというより練習問題が多いだけです。
わずか2週間でフォニックスをひと通り学べるので、非常に効率がいいです。
『フォニックス発音トレーニングbook』の使い方
フォニックス発音トレーニングbookの使い方を紹介していきます。
- CDを使い、声に出して徹底的にまねる
- テキストを何周も繰り返して、発音を自分の中に落とし込む
①:CDを使い、声に出して徹底的にまねる
必ずCDの音声に合わせて、声に出して徹底的にまねていきましょう。
ただテキストだけ眺めていても発音は上達していきません。
例えば、サッカーが上手くなりたいと思ってるのに、蹴り方の本をずっと読んでいても全く上手くなっていきませんよね?
英語の勉強も同じように、発音を上達させたいなら、声に出して練習する必要があります。
しっかりと声に出して、CDの音声と同じ音を出そうとすることで正しい英語の発音に直していくことができるわけです。
②:テキストを何周も繰り返して、発音を自分の中に落とし込む
フォニックス本に限らずですが、テキストを使って勉強するときは何周も繰り返しやることです。
なぜなら、たった1周だけでは学んだことのほとんど忘れてしまうからです。
エビングハウスの忘却曲線というのがありますが、人間は覚えたことの74%を次の日には忘れてしまいます。
人間は忘れてしまう生き物なので、忘れないためには何度も繰り返し学習するしかありません。
テキストを何周も回すことによって、だんだんと自分の知識として定着していきますよ。
フォニックス発音トレーニングbookのデメリット
『フォニックス発音トレーニングbook』は、フォニックスを学ぶのに役立つテキストなのは間違いありません。
しかし英語の発音を身につけるためには、正直この本だけではちょっと物足りないです。
『フォニックス発音トレーニングbook』にもデメリットがあります。
それは、発音の仕方の説明があいまいで分かりにくい部分があること。
「この口の形で合っているのかな?」と不安になる部分もあります。
発音を極めるなら『英語耳』もやろう
フォニックス本のデメリットを補うテキストとして、『英語耳』を合わせて使うのがおすすめです。
『英語耳』の方が、より具体的に口の形や舌の位置などがイラスト付きで解説されています。
英語耳では、さらに発音記号も学ぶこともできます。
よりネイティブらしい発音を身につけるなら、やはり発音記号も覚えたほうがいいでしょう。
- 『フォニックス発音トレーニングbook』でひと通りの正しい発音を学ぶ
- 『英語耳』を使ってより高いレベルで発音練習をする
この2冊をフルに活用して、発音を極めていきましょう!
英語耳については「発音を身につけるなら『英語耳』が良い3つの理由と使い方」で詳しく紹介しているので合わせて読んでみてください。
まとめ
- フォニックスとは、綴り字の読み方ルールのこと
- フォニックスを学ぶことによって、正しい発音が身につき、英語の読み方がわかる
- フォニックスを学ぶテキストは『フォニックス発音トレーニングbook』がおすすめ
- 発音を極めるなら『英語耳』と合わせて2冊やろう
今回はフォニックスについて詳しく解説してきました。
フォニックスを覚えることはそれほど難しくなく、しかも短期間で覚えることができます。
それでいて正しい英語の発音を身につけることができるので、フォニックスを学ぶメリットは大きいと言えますね。
英語の発音がきれいになると、ネイティブにちゃんと伝わるだけでなく、リスニング力も上がります。
TOEICや英検と言った資格試験にも役立つので、ぜひフォニックスを勉強してみてください。
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