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こんにちは、つなかんです。
「英語をアウトプットするのに瞬間英作文が効果的」と知って、さっそく始めてみたものの、「やってみると意外とできなくて辛い・・・」と感じた人もいるんじゃないでしょうか?
- 瞬間英作文が難しくてなかなか続けられない
- 効果が高いのは分かるけど、面白くなくて飽きてしまう
- 瞬間英作文を続けるためのコツを知りたい
今回はこんな悩みを持ってる人に向けて、
- 瞬間英作文を挫折してしまう4つの原因
- 瞬間英作文で挫折しないための対処法
を紹介していこうと思います。
瞬間英作文を挫折してしまう4つの理由
瞬間英作文を続ける対処法を見ていく前に、まずは「どうして瞬間英作文に挫折してしまうのか」その原因を見ていく必要があります。
僕はこれまでに5冊ほど瞬間英作文の参考書に取り組んできました。
「やり続けて力をつけられた」と感じた一方、「しんどくてもうやめようかな・・・」と一度は挫折してしまう経験もしました。
そんな僕が実際に取り組んできた中で瞬間英作文に挫折してしまうのは、次の4つの理由があるのではないかと考えています。
- 瞬間英作文は負荷が強い
- 英文が面白くない
- 効果を感じるまでに時間がかかる
- 表現の細かな違いを気にしてストレスになる
理由①:瞬間英作文は負荷が強い
瞬間英作文を始めても、最初は英語が思うように出てこない人が多いと思います。
実際、「英語から日本語」に翻訳するよりも「日本語から英語」に翻訳する方が圧倒的に大変ですよね。
有名な英語教師である関正生先生によると、「英語→日本語」を1とすると、「日本語→英語」では約4倍の負荷がかかると言います。
英語が分からずに答えの文を見ると、
こんなに簡単な文だったのか!
使われてる単語は全部知っているのに・・・
と感じるのですが、実際は「英→日」の4倍難しいので、全く出てこないのも当然なんですよね。
さらに僕たち日本人多くは、学生時代に英文和訳はやってきた経験はあるものの、和文英訳はほとんど練習してこなかったと思います。
英訳に慣れていない部分もあるので、思うようにできないのは仕方のないことでもあります。
しかし、そのことを考えずに
こんな簡単な文すら作れない自分は、いつまで経っても英語が話せるわけない
という考え方をしてしまうと、瞬間英作文だけでなく英語そのものをやめてしまう原因になってしまいます。
理由②:英文が面白くない
瞬間英作文(どんどんやスラスラ)に取り組んでいる人の間でよく聞かれるのが「内容が面白くない」ことです。
確かに、覚えたところで使えない文がいくつも登場します。
例えば、
エミリーとナンシーでは、明日どちらが早く学校に来るでしょうか?
―Who will come to school earlier tomorrow, Emily or Nancy?
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
「いや、知らないし(笑)」という感じの文章ですし、覚えたところで使う場面は訪れないでしょう。
“This is a pen” の方がまだ使う可能性があるかもしれませんね。
英文に対して毎回ツッコミを入れていると、本来の目的が「英語を瞬時に引き出せるようになること」から「この文章は自然かどうか確認すること」にすり替わってしまいます。
本来あるはずの目的を見失えば、途端にやる気もなくなります。
理由③:効果を感じるまでに時間がかかる
負荷が強い一方で、あまり効果を感じられないために
しんどいし、違う方法に変えようかな
と思うこともあると思います。
瞬間英作文の効果を得るためには、数ヶ月は根気強く取り組む必要があります。
1週間や1ヶ月といった短期間で成果の出るものではないんですよね。
テキストを何周も繰り返し、日本語を見ただけで瞬時に英語が口から出てくる状態になって初めて効果が現れます。
この状態に達する前に辛くなってしまい、挫折する人が多いでしょう。
理由④:表現の細かな違いを気にしてストレスになる
僕みたいな完璧主義な人にとって「これは分かるぞ!」と自信を持って答えた英文が微妙に合っていないとモヤモヤします(笑)。
例えば、prettyとcuteの違いや「こっちはpleaseがあるのに、こっちはないの?」みたいな疑問が湧いてきます。
他にも、
こっちはaじゃなくてtheなの?
これ複数形にしないといけないの?
などなど(笑)。
こうした些細な違いを気にしていると、ストレスを感じて英語が嫌になってきます(自分の性格のせいでもありますけどね)。
実際の英会話では、これほどのミスは大した問題ではありません。
しかし、それでも些細なミスばかり気にしてしまうと英訳すること自体が嫌になってしまい、ついには挫折の道へと向かっていきます。
瞬間英作文で挫折をしないための対処法4つ
ここまで、瞬間英作文に挫折してしまう4つの理由を見てきました。
- 瞬間英作文は負荷が強い
- 英文が面白くない
- 効果を感じるまでに時間がかかる
- 表現の細かな違いを気にしてストレスになる
それでは、こうした挫折をしないためにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、4つの対策方法を紹介していきます。
- 分からなかったらすぐに答えを見る
- 文法知識を使えるようにする練習と割り切る
- 英語を話す機会を作ってモチベーションを上げる
- 真面目にやらない・完了することを目指す
対策①:負荷が強い→分からなかったらすぐに答えを見る
数秒考えても英語が出てこない場合は、すぐに答えを見てしまいましょう。
瞬間英作文は英語への瞬発力を高めるための練習であり、長時間考えてから答えを出しても意味がありません。
それよりも一瞬考えて答えが浮かばなければ、すぐに答えを見てしまって、その英文を口に慣らして次言えるようにしておきましょう。
一つの文章に時間をかけるよりも、短い時間で次々と新しい文章に取り組んだほうが、スピードも早くなって少しずつ不可も軽くなっていきます。
対策②:面白みがない→瞬間英作文は文法知識を使えるようにする練習と割り切る
瞬間英作文はあくまで「英会話のときに文法知識を瞬時に引き出すための練習」だと割り切ることが大切です。
会話で使える表現を増やしたいなら、会話で使えるフレーズを集めた教材を使った方がいいです。
しかし、フレーズ集では応用が効きません。「あいさつなどの定型文」を覚えるなら役に立ちますが、実際の会話では、やはり文法知識も必要になってきます。
瞬間英作文はこうした文法知識を実際の会話で運用できるようにするためのトレーニングなのです。
瞬間英作文では、残念ながらネイティブらしい表現を身につけることはできません。
ここを勘違いしてしまうと「こんな英文どこで使うの?」といったことばかり考えてしまって、「瞬間英作文は使えない!」といらだちを覚えることになります。
対策③:効果を感じるまで時間がかかる→英語を話す機会を作ってモチベーションを上げる
「理由②:面白みがないこと」と関連しますが、瞬間英作文が続かない大きな理由は「英語を使う場面がないから」だと思います。
アウトプットする機会がないと、英語を学ぶ意義を感じられずモチベーションを維持するのは難しいです。
アウトプットの機会を作るために、実際に外国人と会話してみる機会を作ってみましょう。
- オンライン英会話
- 言語交換アプリ(HellotalkやTandemなど)
- 海外旅行に行く
- ミートアップ(言語交換会)などに参加してみる
今の時代はありがたいことに、インターネットさえあればお金がなくても外国人と交流することができます。
実際に外国人と話すことで、自分の言いたいことがうまく伝えられなくて悔しい経験をすると思います。
その話せなくて悔しかった経験が、「瞬間英作文をしっかりやろう!」というモチベーションアップに繋がっていきます。
対策④:細かい部分まで気にしてしまう→真面目にやらない・完了することを目指す
身も蓋もないですが、あまり真面目にやらないのが一番です(笑)。
なぜなら、参考書を完璧に仕上げても英語がペラペラになるわけではないからです。
ちょっと自動車の教習所を思い浮かべてみてください。
瞬間英作文トレーニングは言ってみれば、教習所内でひたすらグルグル運転してる状態と同じなんですね。
いくら教習所内で運転技術を完璧に仕上げても、実際に路上に出てみないと分からないことはたくさん出てきます。
同じように瞬間英作文も、あくまで「スムーズに英語を口から出すための基礎練習」でしかありません。
トレーニングを完璧にしても、そんなに大きな意味がないのが分かってもらえると思います。
細かい部分が気になっても「そういうものだ」と割り切ることも必要です。別に暗記になっても大丈夫です。
瞬間英作文は完璧にするのではなくて、完了させることを目指していきましょう。
あとは、日本語文に自分独自のヒントを書き込んでおくのもアリだと思います。
例えば、prettyとcuteで悩む場合、日本語文の「かわいい」の上に”p” (prettyの場合)と簡単な印を書いておく。
「pleaseがつくか、つかないか」で悩んだら、pleaseがある文に「pあり」とヒントを入れてみる。
簡単なヒントを書き込んでおくことで、細かいニュアンスを気にするストレスも軽減されますよ。
まとめ
今回は瞬間英作文を続けるためのコツを4つ紹介してみました。
- 分からなかったらすぐに答えを見る
- 文法知識を使えるようにする練習と割り切る
- 英語を話す機会を作ってモチベーションを上げる
- 真面目にやらない・完了することを目指す
僕もかつて、瞬間英作文を挫折してしまった経験があります。
僕が挫折してしまった原因も、やはり上に挙げたような4つが原因でした。
完璧主義の僕は、少しでも答えの英文と違っていることにイライラしてしまって、次第に瞬間英作文をすることが苦痛になってしまいました。
さらに全く英語が出てこない自分にいらだちを覚えること多かったです。
その結果、1年くらい英語学習自体をやめてしまいましたが、それでも上記のような意識を持って再開させたら続けることができました。
瞬間英作文は高い効果を得られる一方で、やる目的を見失うと簡単に挫折してしまいます。
瞬間英作文続けるのしんどい・・・!
そう感じている方は、ぜひ4つの対処法を意識してみてください。
瞬間英作文のやり方を紹介します【やる際のポイントと回数も解説】