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平成最後の今年、多くの著名人の方々が亡くなられるニュースをよく耳にします。
大杉漣さん、西城秀樹さん、さくらももこさん、樹木希林さん・・・。
そして僕の祖父も8月31日の夜、天国へと旅立ちました。
お通夜、お葬式が終わり、その後岡山に行ったりしてましたが、少し落ち着いたここらで、いま自分が想うことについて書き留めておこうと思います。
僕の祖父について
僕の祖父は84歳でした。死因はガンでした。
最近亡くなるニュースでもガンが多いですよね。本当に恐ろしい病気です。
年齢的にみても84歳なら人生を全うした方だと思うので、僕はわりと祖父の死を受け入れられています。
亡くなる2週間ほど前に顔を合わせていたから、というのもあるかもしれません。
衰弱しきっていた姿を見ていたので覚悟はできていました。
ただやはり実際に祖父が亡くなると、これまでのいろんな思い出が蘇ってきて悲しくなります。
自分も一歩「死」に近づいた気分になります。
祖父とはもう、二度と会えないわけですからね。
祖父にガンが見つかったのは、詳しくは教えてもらってないのですが、8年ほど前からだったそうです。
胃にガンが見つかり、手術をするも肺に転移。
これ以上の手術は高齢のため体への負担が大きく、抗がん剤治療もしんどいという判断から、最終的には自然に身をまかせることになりました。
自然治癒の判断をしたのが1年くらい前だったと思うんですが、実はその時になって初めて僕は祖父がガンだと知ったんですよね・・・(笑)。
このあたりは、僕の家族が普段のできごとをあまり話し合わないせいというのもあります。
大事なことは大人だけで話し合っているので、子どもはいつも蚊帳の外です。
僕は一人暮らしをしていた時期を除くと、かれこれ20年くらい実家暮らしで、祖父母とも同じ家に住んでいます。
ただ母屋と離れで別れて暮らしてるので、庭先で出くわすか、たまに一緒にご飯を食べたりするくらいの付き合いです。
自然治癒を選択してからも、高齢のためガンの進行は遅く、普段通りの生活を送っていました。
釣りに出かけたり、軽トラに乗ってどこかへ出かけに行ったり・・・。
最初は本当にガンにむしばまれているように見えないくらい元気だったので、ガンであることを忘れるくらいでした。
しかし平穏な日々もずっとは続きませんでした。
今年の6月ごろから急に体調を崩し、すぐに一人では歩けないほどになってしまいました。
病院に行くにも祖母が支えていないと、車まで自力でたどり着けない。
支えられていても、途中で耐えられず横になってしまうなんてこともありました。
そして、ついには家で寝たきりの状態にまでなってしまいました。
僕が祖父宛ての郵便物を届けに行ったとき、一段とやせ細っている姿を見たときはかなりショックを受けました。
皮と骨しかない手足。やつれてしまっている顔。
寝ているのか、死んでいるのか分からないくらい。
僕の知っている祖父の姿はもうそこにはありませんでした。
祖父の辛そうな姿は見ていられなかったので、早く楽になってほしいと思うこともありました。
ついこの前まで元気だったのに、寝たきりの状態にまで衰弱していく姿を見る日々は本当に辛かったです。
その後は8月からは病院に移り、夏が越せるかな?という状況だったんですが、31日の夜に訃報が届きました。
祖父が体調を崩し始めてから亡くなるまで、わずか2、3ヶ月ほどの出来事でした。
生きられる時間は有限。しかもいつ終わるかわからない
僕はこの夏、祖父が衰弱していくのを見るにつれ、「死」ということを改めて意識せざるを得ませんでした。
とりわけ僕の中にインパクトがあったのが、7月にフィギュアスケートのデニス・テン選手が25歳という若さで亡くなったというニュースでした。
フィギュアスケート男子で2014年ソチ冬季五輪で銅メダルを獲得したデニス・テン選手(25)=カザフスタン=が19日、同国のアルマトイの路上で強盗に遭い刺殺された。地元メディアの「KAZINFORM」などが報じた。
フィギュア五輪銅のデニス・テン選手、強盗に襲われ死亡 – 朝日新聞(2018年7月19日)
正直に言いますが、僕はフィギュアスケートには興味がないので、名前も知らなかった選手でした。
でも25歳という同い年の人が突然殺されて亡くなってしまう現実に、「自分がもし今日殺されて死ぬとしたら・・・」ということを考えられずにはいられませんでした。
こういうと批判されそうな気もしますが、僕ら人間は誰か身近な人の死に直面しないと「自分の死」というものを意識しません。
有名人の訃報にショックを受けることはありますが、それで自分の死を省みる人は少ないと思っています。
実際に普段からお会いしてるわけではないですし、あくまでテレビの中の存在という感じがして現実味がないんですよね。
有名人の訃報があろうが、結局自分は今まで通りの生活を送ってしまう。
自分にはあまり関係がなく、自分のいまある生活は永遠に続くように思ってしまうんですよね。
でも生きている以上、僕らがこの世にいる時間は有限です。
死ぬことを意識しようがしまいが、いまこの時も確実に死が近づいています。
僕が84歳で死ぬとしたら、あと59年しか生きられない
祖父は84歳でこの世を去りました。
仮に僕が祖父の年齢まで長生きできても残り59年しかないんですよね。
日数でいうと21535日。時間でいうと516,840時間しかありません。
なあなあに過ごしてたら、あっという間に人生終わってしまいます。
明日突然死ぬかもしれない
日本という国は、自然災害が本当に多いです。
- 東日本大地震
- 大阪北部の地震
- 西日本の大豪雨
- 40度を超す酷暑
- 台風21号
- 北海道・胆振地方の大地震
これだけ地震が起きてもまだ、首都直下型地震や南海トラフが待ち構えています。
病気や殺人だけでなく、自然に殺される可能性もあるわけです。
自分もいつ死ぬかわからない。
この記事を読んでるあなたもいつ死ぬか分からない。
もちろん、(健康に気をつけるといった)死なないための備えも大切です。
でもそれ以上に、いつ死んでもいいように少しでも後悔しない生き方をすることも大事なんじゃないでしょうか?
せっかく生きているのなら、後悔しない人生を歩みたい
有名な話ですが、かのスティーブ・ジョブズは毎朝鏡に向かって
今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?
と問いかけていたといいます。
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?
スティーブ・ジョブズの英語の目名言・格言集。英文と和訳|癒しツアー
僕は正直、このまま死んだらきっと後悔するなって人生を歩んでいました。
本当にやりたいことをやって生きていると感じられなかったですよね。
僕は受け身の人生だったんです。
でも、せっかく生きているのなら後悔の少ない人生の方がいいですよね。
自分のやりたいことを1つでも多くやった方がいい。
今はまだ試行錯誤してるところですけど、一歩ずつ理想の人生に近づければいいと思っています。