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勉強や仕事になかなか集中できない。集中力を高めるにはどうしたらいいんだろう。なにかいい方法はないかな。
こんな悩みを持つ人は多いですよね。
僕も自分は集中力が続かないほうだと思っていて、気がつけばいろんなことを考えてしまいます。
- 試験中、ふと気がついたら全然今と関係のないのことを考えてしまう
- 目は問題を読んでるのに頭に入ってこなくて、結局読み直して時間をロスしてしまう
- 分かってはいるのに同じ問題で同じミスをしてしまう
加えて僕は完璧主義で、うまくいかないことがあるとそのことばかり気にしてしまって、頭がいっぱいになります。
悩みが頭の中で堂々巡りしまって、いま目の前にある作業に集中できなくなることも少なくないです。
もっと集中力を高めて目の前のことに集中できるようにしたい!
そんな風に感じていたときに「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術」という本を読みました。
時間術の本ですが、
集中力を圧倒的に高めて時間効率を最大化する
ことがこの本のテーマでして、「集中力についての役に立つ情報」が多く含まれています。
この記事では、この「神・時間術」の中で書かれている「集中力を高めるための雑念を排除する4つの方法」を紹介していきます。
神・時間術とは?
「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術」の著者は精神科医であり20冊以上の本を出版している樺沢紫苑さん。
樺沢さんはメルマガ、フェイスブック、YouTubeなどで脳科学や精神医学の知識、心理学の情報などを発信しています。
今回の「神・時間術」では、集中力を高めて仕事を4倍こなし2倍遊ぶための時間術について書かれています。
樺沢さんといえば「アウトプット大全」の著者でもありますね。
精神科医に学ぶアウトプットが苦手な人でも楽にできるようになる方法集中力を高めるために雑念を排除する4つの方法
それでは、雑念を排除する4つの方法を紹介していきます。
具体的にはこの4つです。
- モノを整理する
- 気になることは全部紙に書く
- 他人に邪魔されないように引きこもる
- ネット環境を断つ
順番に見ていきましょう!
①:モノを整理する
いきなりですが、あなたはどちらの机が集中できると思いますか?
- 整理整頓されていてキレイな机
- 関係のない書類や読みかけの本が散らばっている机
言うまでもなくキレイな机ですよね。
関係のない書類や読みかけの本が机の上に散らばっていては、やっぱり集中して作業に取り組むことはできません。
机の上にものが散らばっていると、そこから雑念が発生していきます。
一般的に、一度途切れた集中力を取り戻すには約15分かかると言われています。
関係のないモノに目移りしてしまうと、今やらなきゃいけないことがどんどん後回しされていきます。
そのため、すぐに作業に取り組めるように、机の上には必要なもの以外置かないようにしましょう。
さらに、作業の途中で探しものを始めるのも、時間と集中力の浪費に繋がります。
そのため、モノごとに置く場所を決めておくといいですね。
- 本は読みかけでも本棚へ戻す
- 文房具は筆箱にしまって引き出しの手前へ入れる
- 書類はファイルにまとめ、引き出しの左側にしまう
このように、自分がモノをどこに片付けたのか、すぐに分かるようにしておくことが大切です。
②:気になることは全部紙に書く
人間の頭の中は常に思考し続けていて、1日に約70000回も思考しているとも言われています。
そういえば今日は大好きなマンガの新刊の発売日だった!
今日の晩御飯はなんだろなー。
このようなやらなきゃいけないことと関係のない雑念は間違いなく集中力を妨げます。
こうした雑念は、間違いなく集中力を妨げ、今やっている仕事を中断して別な仕事や作業をやりたい衝動にあなたを駆り立てるはずです。結果として、集中力が妨げられるだけでなく、仕事が中断してしまうのです。たった1秒の雑念が、結果として15分の時間のロスに連鎖していきます。
脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術
だんだんと関係ない作業をやりたくなる騒動にかられてしまうんですね。
ただ、こうした雑念だって消すことができます。
それが「気になることは全部書く」という方法です。
人は、達成したことよりも達成できなかったことや途中で中断したことの方をよく覚えています。
このことをツァイガルニク効果といいます。
テレビ番組などで、いいところで「続きはCMのあとで」とされると続きが気になってしまうアレです。
気になることを全部紙に書くことで、こうした雑念を「達成したこと」扱いに変えることができます。
「今日は〇〇の発売日。仕事が終わったら買いに行く。」
とメモに書き出すことで、こうした雑念を一時的に頭の外へ棚置きするわけです。
とにかく、雑念が出たら書き出すことです。そして、書いたら忘れる。「書く。そして、書いたら忘れる」を習慣にすると本当に雑念が湧かなくなり、集中力が高いまま仕事を続けることができるようになります。
脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術
「達成したこと」扱いにしてツァイガルニク効果を消すことで、脳の記憶スペースを占拠する必要もなくなります。
③:他人に邪魔されないように引きこもる
本当に邪魔をされたくないときは引きこもって一人で作業しましょう。
せっかく集中しているときであっても、家族や友達から声をかけられたりして邪魔をされることもあります。
僕もブログを書くときは基本的に自分の部屋で一人の状態で書くようにしています。
同じ空間で誰かがテレビを見ていたり、笑っていたりすると、誰だって気が散って集中できません。
一人になれない状態のときはイヤホンを使って自分の世界に引きこもりましょう。
④:ネット環境を断つ
自分が作業中にスマホの通知がなると、その一瞬気を取られるだけで集中力を持っていかれます。
一度集中力が切れると、再び取り戻すのに15分かかります。
1時間に3回スマホの通知が来た場合、たったの15分しか集中できません。
SNSが気になってどうしても集中できないときは、機内モードに設定しておきましょう。
「神・時間術」では電源をオフにしないと意味がないとありますが、電源を切ってしまうと再起動するのにけっこう時間がかかるんですよね。
個人的には、機内モードにするだけでも、SNSの通知や着信が来なくなるので十分だと思います。
さらにですが、「スマホが机の上にあるだけで集中力が散漫になってしまう」という調査結果もあります。
集中していても、ふとした瞬間にスマホが目に入り、つい手を伸ばしてしまう・・・というのはよくあることです。
集中したいときは、自分の目に入らない場所にスマホをしまっておきましょう。
図書館や飛行機の中だと集中できる理由
雑念になる原因を見ていくと、「なぜ家ではなかなか集中できないのに、図書館や飛行機の中だと集中できるのか」もうわかりますよね。
つまり、自分にとって「不必要なモノ」が少ない空間であるからです。
「不必要なモノ」が身の回りにあればあるほどそれが雑念になっていきます。
家の中だとゲームやテレビ、マンガだったり。
あらゆる誘惑が待ち構えています。
でも図書館なら自分の持っている勉強(作業)道具に限定されます。
飛行機の中ではネットも使えません。(最近は使える路線が増えてきているようですが)
集中力を妨げる、自分にとっての「不必要なモノ」がない環境であればあるほど、自然と集中力を高めるができます。
たとえ家の机であっても「不必要なモノ」を視界にさえ入れなければ、簡単に集中できる環境は作れるわけです。
まとめ
- モノを整理する
- 気になることは全部紙に書く
- 他人に邪魔されないように引きこもる
- ネット環境を断つ
今回は集中力を妨げる雑念を排除する方法4つを紹介しました。
自分の家だと集中できないという人は、机の上や座ったときに見える場所に、「集中力を妨げるもの」がないか見直してみてください。
あった場合は片付けて、視界から隠しておきましょう。
「神・時間術」には雑念を払う方法だけでなく、集中力を高めるための1日の過ごし方などが詳しく書かれています。
2時間ほどで読めると思うので、興味が湧いた人はぜひ読んでみてください。