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こんにちは、つなかんです。
タイトルの通りなんですが、名古屋港にある「南極観測船ふじ」を見に行ってきました。
この記事では、県外の人にあまり知られていない観光スポット(?)南極観測船ふじを紹介していこうと思います。
名古屋に行くけど、ちょうどいい観光スポットないかな
ふじを見に行ってみようと思うけど、どんな感じなんだろう?料金は?所要時間は?
こんな疑問にも答えていければなと思います。
南極観測船ふじを見に行くことになったきっかけ
僕がふじを見に行くことになったきっかけは「宇宙(そら)よりも遠い場所」というアニメを見たことでした。
このアニメは女子高生4人が日本から約1万4000km離れた南極、つまり「宇宙よりも遠い場所」を目指す物語なんですが、毎回神回で面白いんです。
詳しくはアニメを見てもらうのが一番早いんですが、間違いなくこのアニメはクオリティが高いです。
物語の伏線の回収の仕方や音楽も素晴らしいんですが、冒険とか友情とか困難に立ち向かうとか、主人公たちが成長押していくストーリーにも心動かされます。
「宇宙よりも遠い場所」はすでに放送終了してしまったんですが、
などで見ることができます。
Amazonプライム・ビデオはプライム会員なら無料で観られます。
プライム会員は月額400円で、他にもいろんな映画やアニメが見放題になるのでおすすめ。
dアニメストアも31日間無料で体験できるので、その間にイッキ見することもできますね。
とにかく素晴らしい作品なんで、1話だけでも観てほしい(笑)。
で、このアニメの舞台が南極なわけですが、南極に向かうための観測船が登場します。
日本ではこれまでに
- 宗谷
- ふじ
- しらせ(初代)
- しらせ(2代目)
の4隻が活躍しています。
この4隻のうち、「ふじ」が僕の地元名古屋にあり、いつでも内部を見学できるんですね。
アニメを見た後にこの事実を知った僕は、
せっかく南極観測船が近くにあるなら、見に行ってみようかな
と興味が湧いたので、実際に行ってみることにしました。
南極観測船ふじとは?
名古屋港ガーデンふ頭でひときわ存在感を放つ船といえば、
全長100mのオレンジ色の南極観測船ふじです。ふじは1965年(昭和40年)から
18年間活躍した2代目の南極観測船で、本格的な砕氷艦としては日本で最初の船です。
現在では、ここガーデンふ頭に船まるごとが展示されています。
南極観測船ふじ|名古屋港水族館ホームページ<公式>
南極観測船4隻のうち、常設で見られるのは宗谷(東京の船の科学館にあります)とふじだけです。
初代しらせと2代目しらせも一般見学はできますが、見学できる時期が限られています。
つまり南極観測船をいつでも見学できるのは、東京と名古屋だけなんです。
ふじの入館料・営業時間
ふじの入館料は
- 大人:300円
- 小・中学生:200円
- 幼児:無料
となっています。
営業時間は9時30分から17時まで。入館できるのは16時30分まで。
毎週月曜日が休館日なので、行くときには気をつけてください。
ふじを見るなら「3施設共通券」がおすすめ
ふじを見学する場合、3施設共通券を買うのがおすすめです。
3施設共通券は、ふじのほかに、
- 名古屋ポートビル展望台
- 名古屋海洋博物館
の入館券がセットになったもの。3施設共通券は1枚700円です。
名古屋港水族館も合わせた4施設共通券もあります。
単独で買うとそれぞれ大人300円かかるので、共通券なら200円分おトクに見学できます。
そして3施設共通券には、さらに安くできる方法があります。
それは地下鉄の一日乗車券(ドニチエコきっぷ)を窓口で提示すること。
ポートビル1階のフロントで、乗車券を提示すると580円で3施設を回ることができますよ。
実際に南極観測船ふじを見学してきた
地下鉄名港線の終点である名古屋港駅を降りて、3番出口から5分くらいまっすぐ歩いていくとふじが見えてきます。
港なので潮の匂いが漂ってきます。
僕は愛知県民ですが、名古屋港には普段ほとんど行きません。おそらく15年ぶりくらいにやってきました(笑)
内部の様子
ここからは内部の様子を紹介して行こうと思います。
それでは、さっそく乗船していきましょう!
入館券を購入し、ふじの入り口で見せると乗船証明書がもらえました。
こういうちょっとした記念品はなんだか嬉しくなりますね。
調理室
船内を少し進むとさっそく調理室が見えてきます。
ここで乗組員の食事を大量に作っていたんですね。
船内にはこのように妙にリアルなマネキンがいたるところにいます(笑)。
士官寝室
士官寝室はこんな感じ。
2人で1つの部屋なんですが、二段ベッドの下の段がすごく狭そうな印象を受けました。
それでも個室だからずっと快適な方なんでしょう。
当時のまま保存されているということで、船内にある机や小道具なども時代を感じさせます。
廊下
ふじ船内の廊下はこんな感じ。
狭そうに感じますが、歩いて見て回るぶんにはそうでもないです。
しかし当時は乗組員も多かったので、そう考えるとやっぱり狭いかもしれませんね。
理髪室
船内には理髪室もあります。
髪を切るのは専門の人ではなく、特別訓練を受けた乗組員が担当していたようです。
理髪室は予約制で無料。当時はタイガーチョップと呼ばれるバリカンで縦じまに刈る方法で散髪していました。
居住区
士官ではない一般の乗組員はこうした二段ベッドや三段ベッドで生活していたようです。
ここは第2居住区と呼ばれ、約105人分の居室となっていました。
第1居住区は船首部にあり、同じように約60人分のベッドがあります。
ベッドの裏には乗組員のメモ書きがいくつかあります。
こういうのを見ると、「乗組員たちはどんな想いで南極に向かっていたんだろうなぁ〜」といろいろと考えてしまいますね。
当時の様子を生々しく感じさせられます。
南極は日本から約1万4000kmも離れた場所にあります。
世界の果てであり、地球上でもっとも厳しい場所である南極。
一生に一度は自分の目でその土地を見てみたい気持ちもありますね。
ミュージアム
ふじは南極の博物館という側面もあり、ここでは南極や観測船について詳しく学ぶことができます。
とても綺麗な大型スクリーンもあり、迫力のある映像で観測船の様子を見ることもできます。
僕たちが普段見る日本の氷と南極の氷の違い。
南極の氷には大気も一緒に閉じ込められている影響でとても白く見えます。
操縦室
最後はふじの操縦室。
南極を取り巻く海域は「咆える40度、狂える50度、叫ぶ60度」と呼ばれるほど激しい大波に襲われるそう。
荒れ狂う大波に対して、乗組員たちはどんな想いで舵を取っていたんでしょうか。
船内の見学はこんな感じです。
ブログに載せるとあっという間ですが、船内にはもっと見るべき場所がまだまだあります。
所要時間はざっと回ると30分くらいです。
僕はじっくり見て回ってたんで、いつの間にか1時間ほど経っていました。
終わりに
名古屋って観光するとこないよね
なんて言われたりします。
まあ実際その通りかもしれません(笑)。
ですが、「知らないだけで実はけっこう楽しめるところもある」とふじを見学して思いました。
地元民だけど再発見できたのは良かったです。県外の友だちが遊びに来たときに案内できますからね。
ふじのすぐ近くには、JETTYという買い物やご飯を食べられる施設もあります。
名古屋港水族館や他の施設も回っていると半日から1日中遊べますよ。
施設情報
【住所】
〒455-0033 愛知県名古屋市港区港町1-9
【お問い合わせ】
052-652-1111
【営業時間】
9:30〜17:00 ※夏期に夜間延長あり
休館日:毎週月曜日
GW・7月〜9月・年末年始・春休みは無休
臨時休館(冬期にメンテナンス休館あり)
入館券の販売および入館締め切りは、閉館時刻の30分前まで。
【入館料】
・ふじ単独券
大人・高校生300円 小・中学生200円 幼児無料
団体料金とか各種手帳による免減あり
・3施設入館券(ふじ+ポートビル展望室+海洋博物館)
大人・高校生700円 小・中学生400円 幼児無料
一日乗車券orドニチエコきっぷ提示で大人・高校生580円、小・中学生280円に割引
アクセス
名古屋市営地下鉄名港線「名古屋港」駅3番出口より徒歩5分